啓進塾は中学受験を専門とする進学塾です。ですから、子どもたちの学力を伸ばし、志望校に合格させるという使命を帯びていることは言うまでもありません。もちろん、そう考えているのは、他の進学塾も同じでしょう。それでは、いったい何が啓進塾と他塾で違うというのでしょうか。これからその違いを述べていきたいと思います。

その1「勉強は楽しいからやる」

受験勉強と聞くと何を想像するでしょうか。小学生が夜遅くまで眠い目をこすりながら机に向かわされる・・・、そんなかわいそうなイメージがありませんか。確かに無理やり勉強をさせられているのであれば、その通りかもしれません。ところが、勉強が遊ぶことと同じか、それ以上に楽しければどうでしょう。子どもは夢中で勉強に取り組みますよね。そうなのです。子どもが勉強って面白いものなんだと気づきさえすれば、放っておいても子どもは勝手に伸びていくものなのです。ですから我々は、塾の講師の最も大切な役目は子どもに学ぶことは楽しいということを分かってもらうことにある、と考えています。親御さんが安くはない授業料を払うのに、ただ知識の量が増え、問題の解き方を覚えることでテストの点が取れるようになるだけでは、あまりにももったいないではありませんか。

その2「賢くすること」

実は、塾を始めて最初に取り組んだのが、ただ勉強ができるようにするのではなく、「子どもたちを賢くする」ということでした。やってみると、これがそう簡単ではありません。塾を始めた頃は、考えさせる問題を沢山与えたり、クイズのような問題をやらせれば、みな賢くなると甘く考えていました。もちろん一握りの子ども達はグングン考える力をつけていったのですが、クラス全員を賢くしようとすると、そこには大きな壁が立ちはだかっていたのです。悩んだ末に気づいたことは、伸びていった一握りの子どもたちは、みな、問題にぶつかった時、本気で考えぬこうとしているし、解決方法を教わった時に「なるほど、そうか!」と感動した表情をすることでした。そうなると次の課題は、どうすればそういう取り組み方を全員にさせられるか?ということになります。とにかく「なるほど、そうか!」と感動を持って学ばないことには、賢い頭にはならないし、そのためには何より学ぶことが好きになる必要があるのです。

その3「子どもを賢くする講師」

そうすると、今度は学ぶことを好きにさせるような本物の講師がどれくらい塾にいるのか?ということが問題になってきます。もちろん啓進塾の講師がみんな学ぶことを好きにさせる力を持っているとは言いません。ただ、啓進塾が講師を採用する時の選ぶ基準が他塾と違っている、ということは言えると思います。それでは、何が違っているのでしょうか?まず、啓進塾の講師は、人生でできるだけ道草を食って生きてきた人であってほしいと思っています。浪人、留年、中退、そんなものは決して講師になる道を閉ざすものではないのです。人の心を育てる講師には欲望に負ける子どもの気持ちが分かり、反抗する子どもの気持ちが分かり、さらには勉強に素直に向かえない時の悩みが理解できる人になってほしい。それには自分自身、欲望に負けた経験が無いことには難しいでしょう。若い頃に様々な挫折を経験し、それを乗り越えた人なら、好きな子ができて勉強が手につかない、あるいはテストがあるのに前日にならなければやれない子どもの気持ち、親に小言を言われるとなぜか素直になれず逆らってみたくなる気持ちが分かってあげられるのではないでしょうか。心ない一言で簡単に傷ついてしまうまだまだ弱い心を持っているのが子どもです。そうした子どもの心の痛みに気づき、優しく寄り添える人なら、学ぶことを好きにさせることができるのではないか・・・、そういう思いで講師を採用しています。

最後に

世の中の多くの受験塾は「親が受験生になれ」、親と子が一緒になって頑張るのが中学入試であるといいます。私立中学に受かりさえすればいいというのであれば、それは近道なのでしょう。しかし、啓進塾は決してそうは思いません。友だちとも遊ばず、見たいテレビも我慢して勉強するのだから、ただテストの点が取れるようになるだけでなく、賢さを身につけ、心も成長させたい。そのためには、親や塾の講師に言われてする受験ではだめで、自分自身の受験にならなければいけないのです。

  • 勉強は楽しいからやる!
  • 学ぶことは楽しくて当たり前!
  • もし子どもが勉強が嫌いというのなら、それは教える教師の責任である!

この言葉を講師一同胸におき、お預かりしたお子様を全力で育てることを誓いたいと思います。

曽根嘉浩

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