訃報 啓進塾塾長曽根嘉浩逝去のお知らせ

啓進塾塾長曽根嘉浩が心筋梗塞のため令和4年9月5日に急逝いたしました。
数年前に患っていた心筋梗塞が再発し、9月3日より入院治療中でした。一旦は容態も安定し、連絡もとれるほどにまで回復していましたが、9月4日夜に容態が悪化し、治療の甲斐なく9月5日の朝に永眠いたしました。心から哀悼の意を表すとともに謹んでお知らせ申し上げます。

36年前、曽根嘉浩塾長は自身が理想とする「かしこい子供を育てる」という場をつくることを目指して啓進塾を立ち上げました。多くの中学受験塾が子供や家庭に競争意識を持たせることで、それを学習の動機にさせ試験の得点を重視した指導をする中「勉強を遊びに変えることが塾の役目」「考える力をつけることが本当の財産になる」という信念のもとに指導を続けてきました。
36年の道のりは決して楽なものではありませんでした。生徒や保護者の方々に気を使わせたくないと公表を控えていましたが、二十歳前から人工透析を続けていました。透析日には体調が良くないことも多く、15年ほど前には歩行することも難しくなり、歩行器を使いながら授業をしていた時期もありました。今回の心筋梗塞も長年にわたる人工透析による心臓への負担が要因のひとつだったと思います。それでも、「健康な体だったら、この仕事を選んでなかったと思う。この仕事を選んでいなければ、今まで教えた子供たちに出会うことができなかった。透析患者になったことは僕にとってラッキーなことだったと思う。もし生まれ変わったとしても、また、健康な体じゃなくていい。」と話していました。それほど啓進塾は曽根塾長にとって大切な場所であり、啓進塾で授業をする時間は大切なものでした。
曽根塾長はその歩みを止めることになりましたが、受け継がれた信念が変わることはなく、啓進塾は歩みを止めることはありません。職員ひとりひとりが曽根塾長の思いを胸に「子供たちの学びの場」をつくってまいります。
啓進塾職員一同                                                                               

曽根嘉浩先生とのお別れ式

9月11日(日)に家族葬として葬儀が執り行われますが、ご遺族のご厚意により、前日の9月10日(土)17時~20時の間で、お別れの式の時間を設けてくださることになりました。

故 曽根嘉浩先生とのお別れ式
●9月10日(土)17:00~20:00
●式場 大和斎場 第2式場
●詳細はこちらよりご確認ください。
※当日は多数のご来場が予想されます。ご焼香が済みましたら順次お進みくださるよう、お願いいたします。